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一人で悩んでいても、症状が悪化したり再発を繰り返し他人にうつしてしまうことがあります。
| 外陰部に鶏冠(とさか)やカリフラワーに似たいぼがある |
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尖圭コンジローマの疑い |
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外陰部に痒み、激しい痛み、微熱、排尿痛、ソ径部のリンパ節の腫れや圧痛がある
※ソ径部;太ももの付け根 |
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性器ヘルペスの疑い |
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| 腟の入口のところに膿瘍(腫れもの)があり、痛みを伴う |
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バルトリン腺炎の疑い |
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・どんな感染症か
主に性交渉によって、HPV=ヒトパピローマウイルス(Human Papilloma Virus)に感染して起こる代表的な性行為感染症(STD)のひとつです。HPVの感染には、皮膚の表層の細胞ではなく基底層の細胞への感染が必要なため、好発部位は性行為で表皮に損傷を受けやすい外陰部、腟壁、子宮膣部、肛門付近、尿道口です。
・症状
感染後平均3週間〜8ヶ月の潜伏期間を経て、鶏冠(とさか)やカリフラワーに似た白色からピンク色のいぼが形成されます。無症状のこともあるため、膣壁にできたものなどは子宮頸がん検診での細胞診の異常をきっかけに発見されることも少なくありません。
・治療方法
電気凝固、レーザーによる蒸散、外科的手術、冷凍療法、5-FU軟膏やポドフィリン溶液などの薬物療法などがあります。当クリニックでは特に治療効果の高いCO2レーザーの蒸散作用を用いた外科的療法とべセルナクリーム(平成19年12月に発売された新しい薬)の併用療法により再発をできるだけ抑え、さらに短期間で終わる治療をおこなっています。
●CO2レーザーには血液の凝固作用があるため出血が少なく、また、他の方法に比べ短期間で治療ができます。
●ベセルナクリームにて微細な病変も治療し、再発を少なくします。
コンジローマは一般的に再発することが多いため治療終了後も経過観察が必要です。

| 性器ヘルペス(GH:Genital Herpes) |
・どんな感染症か
主に性交渉によって、単純ヒトヘルペスウイルスU型(HSV−U)に感染して起こる病気です。
一度感染してしまうとウイルスが体内に潜伏し、体の抵抗力が落ちた時や性交や月経等何らかの刺激があった時に再発することがあります。
・症状
<初発型>
初感染の場合は、一般的に症状が強いようです。外陰部の激しい痛み、痒み、排尿痛、ソ径部(そけいぶ:太ももの付け根)のリンパ節の腫れや圧痛が現れ、しばしば発熱や頭痛・全身倦怠感も伴います。外陰部には、小さな浅い潰瘍性の病変(皮が剥けたような状態)が多発し、時には水疱も現れます。
このような症状は、多くの場合性行為などの感染の機会があってから2〜7日くらい経って発症します。
<再発型>
再発の場合は、痛みはそれほど強くなく、違和感・かゆみといった程度で症状は比較的軽くなります。疲れたり、月経が近くなると発症する人が多いようです。症状が軽い時は自分で気付かないうちにパートナーにうつしてしまったり、性器を触った手で目をこすって角膜炎を起こすこともありますので十分な注意が必要です。
・治療方法
抗ヘルペスウイルス剤を、初感染では5〜10日間、再発では5日間程度服用します。
性器ヘルペスは、薬を使って最初は治っても、再発することが少なくありません。1年に6回以上も再発する場合は、継続的に抗ウイルス薬を服用する方法もあり、2006年9月に保険診療で再発抑制療法が承認されました。

・どんな感染症か
バルトリン腺は、腟の入口に位置する左右一対の腺で、性行為を滑らかにするための液を分泌しています。この腺に大腸菌・ブドウ球菌などの雑菌が感染して炎症を起こし、バルトリン腺が腫れる病気です。
・症状
急性期には分泌液を排出する出口に炎症が起こり、赤く腫れ、痛みが現れます。その後、炎症によって出口が塞がれ、バルトリン腺内に分泌液がたまると腺が拡大しのう胞を形成します(バルトリン腺のう胞)。こののう胞内に感染が起こると膿瘍ができ外陰部の発赤・腫れ・痛みが強くなります(バルトリン腺膿瘍)。
・治療方法
急性期には抗生物質や抗炎症剤を投与し、膿瘍を形成した場合は穿刺や切開し排膿します。
何度も再発してのう胞ができた場合、嚢胞摘出術や開窓術が行われます。
当クリニックでは、腫瘍を形成し、再発を繰り返す症例に対し、CO2レーザーによる切開・排膿を行うとともに日帰り手術(30分くらいの手術)として開窓術も行っています。

月経時以外に認められる性器からの出血のことを言います。
鮮血(真っ赤な血液)や、暗赤色の出血、さらに下着に付着程度の点状の出血として認められます。月経以外に出血があると、「自分の体の中にどんな異変が起きているのだろう」と大変不安になるものです。
・原因
■ホルモンのバランスの崩れ:
無排卵性周期症、排卵期、ストレスなど
■炎症をおこしている場合:
腟炎(大腸菌などの雑菌やクラミジア、トリコモナスなどの性感染症による)
■腫瘍による場合:
子宮頚管ポリープ、子宮がん(頚がん、体がん)、子宮内膜ポリープ、子宮筋腫(粘膜下筋腫など)
■妊娠に関するもの:
絨毛膜下血腫(妊娠初期)、流産など
■裂傷による場合:
性交渉などによる外陰部や腟壁の裂傷
・検査方法
子宮がん検査、超音波検査、おりもの検査、妊娠反応検査、性感染症検査、血液検査(ホルモン検査など)
これらの検査から必要なものを行います。
月経以外に子宮から不規則な出血が起こる場合、「がん」ではないとはっきり言えるようにしておくことが大切です。そうすれば不正出血があっても慌てなくてすみます。明確にするためにも定期的ながん検診や超音波検査を含めた婦人科検診(女性ベーシック検診)が望ましいでしょう。

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