
ご存じですか?
子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんです。
その原因はHPVというウィルスに感染することで起こり、20歳から30歳代の若年層で急激に増加しています! |
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国立がん研究センターがん対策情報センター
地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年〜2005年)より
現在、日本では年間12.000人の女性が子宮頸がんを発症し、約3.500人が死亡しています※。※平成17年人口動態統計からの推計
これは、平均して毎日約9.5人の女性が子宮頸がんで亡くなっている計算になります。
子宮頸がんは定期的な検診で、発見できる(予防できる)がんです。
しかも検査は痛みもなく、あっという間に終わりますので、是非時間を見つけて定期的に検診を受けましょう。

| HPVはHuman papillomavirus(ヒト・パピローマウイルス)の略。パポバウイルス科に属するウイルスの一つで、ヒト乳頭腫ウイルスとも言われています。HPVはエンベロープ(外被)を持たず、ほぼ球状をしたカプシド(DNAを含んでいる部分)で覆われています。また、HPVにはたくさんの種類があり、それらには型別に番号がついています。 |
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発がん性による分類
高リスク群
16型, 18型, 31型, 33型, 35型, 39型, 45型, 51型, 52型, 56型, 58型, 59型, 68型, 70型
低リスク群
6型, 11型, 41型, 42型, 43型, 44型
HPVは一般に性行為によって感染します。また皮膚や粘膜に感染し、体内に感染しないため免疫に記憶されず、一度感染し治癒しても何度も感染します。
子宮頸がん患者からは、ほぼ100%の確率でHPVが検出されます。
(子宮頸がんは扁平上皮癌(90%)と腺癌その他(10%)に分類される。)
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子宮頸がん
(扁平上皮癌)
1918例
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HPV検出率
96.6% |
(* Munoz et al: N Engl J
Med. 348: 518-527, 2003) |
上記は、子宮頸がん患者1918例の内、96.6%に癌組織の中からHPVが検出されたとの
報告です。
よって、子宮頸がんの原因はHPV感染であると言えます。
しかし、ほとんどのHPV感染は一過性で身体の免疫機構によって消失しますので、必要以上に心配することはありません。

日本人の子宮頸がんに検出されるHPV型は16型と18型が最も高く、これに52型と58型を加えると全体の72.5%を占めます。海外と比べると、16型の検出率がやや低く(海外では約53%)、52、58型の検出率が高い(海外では約2%)ことが日本での特徴です。
現在、どの型のHPVに感染しているかを簡単な検査(タイピング検査)で調べることが可能となりました。 感染している型が分かれば、今後子宮頸がんへ移行しやすいのかどうか調べることが出来ます。
◎次の方に検査をおすすめ致します。
■子宮頸部異形性で経過観察中の方。
■子宮頸がん検診で要再検査の方
■スクリーニング検査として(細胞診と併用するとよいでしょう)
性体験が低年齢化しているため、若い女性にHPVの感染率が高く認められます。

| 4.子宮頸がんの発見率と羅患率 (20〜30歳代に増加しています) |
若い女性にHPV感染者が多く認められるのと同じく、1997年のデータ(赤線)では、年齢別では30歳の女性に多く癌が発見されています。

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多くのがん罹患率は高齢になるほど高くなります。しかし、子宮頸がんの罹患率は、この20年間で40歳以上の中高年齢層は減少していますが、20〜30歳代は増加しています。
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| 5.子宮頸がん検査とHPV検査、同時検査をおすすめします |
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高リスクHPV
86例 |
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※CIN V 6例(7%) |
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細胞診正常
1622例 |
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HPV陰性 1536例 |
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※CIN V 1例(0.07%) |
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(* Rozendaal L et al: Int
J Cancer. 68: 766-769, 1996) |
※CIN V:高度異形成(前がん病変)〜上皮内がん
この図は子宮がん検査(細胞診検査)とHPV検査を同時に行った結果を示したものです。
細胞診が正常だった1622例のうち,同時に行ったHPV検査で86例に高リスクHPVが認められ、その内の6例(7%)が、CIN Vに進行しました。
それに対し、細胞診正常でなおかつHPVも陰性(HPVなし)の1536例からは1例しかCIN Vに進行しなかったというデータです。
このデータからもわかるように 細胞診検査とHPV検査を併用することで検診の精度が上がるのです!
つまりは、細胞診が正常と判断されていても、HPVが認められた場合には、リスクに応じた受診間隔で検診を受けることにより、がんになる前(異形成の状態)に、発見・治療することが可能となるのです。
アメリカの婦人科検診のガイドラインでは細胞診検査、HPV検査の両方が陰性の場合、その後3年間は検診の必要がないとされています。これは、併用による検診の精度の高さを物語ます。
多くの“がん”はその原因がはっきりしていないため、完全な予防はできないと言われています。しかし、子宮頸がんは以下の特徴があるため、他のがんとは異なり、検診で予防(がんになる前に発見)することができます。
- 原因がHPVの持続感染であることがわかっている。
- 簡単な検査でHPV感染の判定をすることができる。
- HPVの持続感染からがんに進行するまでに、3年から8年要すると言われており、その間はがんの前段階である「異形成」という細胞に異常を起こした状態で存在する。
- 異形成は細胞診検査で発見可能であり、この状態なら治療でほぼ100%完治する。
健康的な生活を維持するためには、自分の体の状態をよく知ること、そして何より日頃の検診が重要です。HPV検査は子宮頸がん検査と同時に、しかも簡単に行うことができます。検診のご相談もお受けしておりますので、お気軽にご来院ください。
1983年に、ツアハウゼン博士らが子宮頸がん組織にHPV16型が高率に存在することを報告しました。その後の分子生物学の急速な発展により、とうとう子宮頸がん予防のためのHPVワクチンが開発されるに至りました。この功績により、2008年、ツアハウゼン博士にノーベル生理学医学賞が授与されました。
日本でも2009年10月に承認され、12月からワクチン接種が始まりました。
このワクチン(サーバリックス)は、子宮頸がん患者から高率に認められるHPV16型と18型(2.子宮頸がんとHPVとの関係を参照)の感染を予防し、子宮頸がんにかかることを予防するワクチンです。
十分な効果を得るためには3回の接種が必要です。
1回目→2回目(1ヵ月後)→3回目(1回目から6ヵ月後)
当クリニックでは2010年1月よりワクチン(サーバリックス)接種開始いたしました。
⇒詳しくはこちら!
■子宮頸がん検査+HPV検査
■HPV検査
■HPVタイピング検査(HPVの型判定ができます)
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9,450円
7,350円
30,000円→16,800円
※2009年8月から |

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