思春期、性成熟期を経て、45歳〜55歳くらい(閉経前後の約10年間)を「更年期」と言います。「更年期」というと、非常に嫌なイメージをお持ちの方が多いと思います。それは、この時期に生じる様々な体の変調(更年期障害)への悩み、恐怖感によるものでしょう。しかし、しっかりとその症状・原因・対処法を学びケアすれば、決して恐れることはありません。
日本人女性の平均寿命は88.5歳(平成17年)と世界第一の長寿となっています(ちなみに昭和5年は46.5歳)。しかし、卵巣機能が停止して月経が終了する閉経の年齢は、昔と同様に50歳のままです。すなわち閉経後、女性ホルモンの消失した生活を約30年以上も送らなければなりません。
最近では若年の20代〜30代後半の方で更年期のような症状を訴える方々が増えています。これを「プレ更年期」と呼び、更年期の前兆とも。原因としてはストレス、睡眠不足、栄養の偏り、喫煙などが関係しているといわれています。
更年期女性は加齢による変化と、エストロゲンの低下・欠乏により、自律神経失調症(のぼせ、ほてり、発汗)などの様々な症状がみられる他に、下記のような障害や疾患が現れることがあります。
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骨の量が減少してしまう骨粗しょう症 |
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血液中の中性脂肪やコレステロール値が上昇してしまう高脂血症 |
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尿が腹圧で漏れてしまう尿失禁や排尿障害 |
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膣壁の萎縮による性交障害 |
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老人性痴呆やアルツハイマー病 |
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以上を発症する割合は、同年齢層の男性と比べて女性のほうが明らかに高いのです。
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動脈硬化や心筋梗塞 |
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同じくこれらを発症する割合は、閉経までは女性より男性の方が高率であるのに対し、閉経後ではほぼ同率になります。この背景には閉経後の卵巣機能低下により、血管および脂質代謝の障害を防御する働きのあるエストロゲン作用の低下・消失が原因として考えられています。
更年期には女性ホルモン(特に女性にとって大切なホルモンであるエストロゲン)が低下する時期です。さらに、心理的・社会的にも不安定な時期であるため、更年期障害の発症にはこれらエストロゲンの低下と心因性要素とが大いに関係しています。
したがって、エストロゲンの補充と生活習慣の改善が 更年期障害やプレ更年期の対処法といえます。 |
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